「本当の自分」はどこにいる?を読んだ。

 

本当の自分が分かる為には、

まず、

今、自分の全ての心・思う事 =「本当の自分」

という事を認めること

から始まると言う。

 

これはメディテーション(瞑想)で脳を休ませる方法と
類似している。

今、頭の中で浮かんでくる心・思う事(モンキーマインド)を
思いたくないことでも、
否定しないで、
こう思っているんだなあ、と認める、認識する、
そうすると、次第に、その心は消えていく。それを繰り返す。
本当の自分の心は創っていける。

 

本当の自分が見つかる

ということは
全てが解決するという

魔法の杖ではない。

 

自分の心を認めないで、
本当の自分発見が、魔法の杖だと思っている人は、
一生見つからないので、
それは「自分探し症候群」と著者は名付けた。

 

本当の自分を見つけると言う事は、
一つ一つ自分を認めて、
本当の自分を創っていくと言う事。
見つけるのではなく知っていくと言う事。

 

「自分探し症候群」になっている人は、
自分の心を認めていないので、
自分が何が好きで嫌いか不得意か分からなくなっている。

 

自分の心を認めず、
心が抑圧されている。
だからその心が刺激されると耐えられない。
抑圧されている心を隠す、
抑圧されている心が怒る。
抑圧されている心のせいで私はできないんですよ、本当はできるのに、と何かのせいにする。

 

突然怒ったり、何か隠していたり、自分を良く見せようとしたり、何かのせいにする、人は、
抑圧されている心があり、
その心に対して、
怒ったり、隠したり、よく見せたり、せいにする、
のだと思う。
その人の心の中で怒っていることで、
他人がどうすることもできないと思う。
そう言う人は、どこに行っても同じ様に、抑圧された心の問題を起こす。

 

素直に本当の自分の心を認めて、
本当の本当の自分を知っていく。

 

本当の自分を認める事は辛い事。
本当の自分を知るということは一つ一つ知っていく事。
突然、天から降ってこない。

簡単ではない。努力が必要。

 

自分は、何が好きか嫌いか、知っていく。

 

本当の自分が分からない人は、
認められたい。

 

本当の自分が分からない人は、
親にそのある心を抑圧された、
または
放任されやりたい放題によく分からずやってきた、
そう言う人に多いとのこと。

本当の自分が分からない人は、
マズローの5段階の欲求の
3段階目:愛・所属の欲求
4段階目:承認されたい欲求
これが満たされていない
ので自分の心を認められないのだと思った。

 

マズローの5段階の欲求
4段階目までの欲求は
家庭で満たそうと思えば満たせるもの。

 

この本を読んで、
親の役割がとても大事だと思った。
親が子供を愛してあげて所属感を持たせてあげて、承認してあげること。

 

愛されていない、所属感がない、承認されていない、
この為に、
本当の自分を愛せない、認められないのだと思う。

 

今は昔より
家庭崩壊の状態、
離婚率が上がり片親が多い、夫婦の秩序の欠落
利己主義、自分のために子供がこうあって欲しいと押し付ける。
子供は欲求を満たされていない、
我慢している、心を抑圧している。

 

家庭で満たされない場合、

努力が尚更必要。大変な問題。

その人→その家庭→地域→社会→国家的な問題。

 

ある心が抑圧されていると、
その心を隠す、
その心を認めない、
心が訳分からなくなっている。

 

 

本当の自分はどこにいる?
正に全ての今の自分の心が、本当の自分。

 

心の抑圧を超えて、
心を認めること、
良いことも、悪いと思うことも、素直に。
そうすると次の本当の自分が出てくる。
それも認める。

 

本当の自分を知っていき、創っていく。