相手がいるから「愛する」ことができる。「愛」は相手から始まる。結婚して生涯深めていける。

インドのラージャスターン大学で「恋愛結婚」と「お見合い結婚(取り決め婚)」では、どちらが満足度が高いかを調べている研究があります。  その結果、結婚1年以内の場合の満足度は「恋愛結婚=70点」「お見合い結婚=58点」で恋愛結婚の方が高かったのですが、なんと長期的な満足度では「恋愛結婚=40点」「お見合い結婚=68点」と、満足度が逆転したという結果が出ています。  なぜこの結果になったのでしょうか?  この研究では、恋愛結婚の場合は「自然と上手くいく前提で結婚しているのでお互いの努力がなくなったことが原因で結婚に対する満足度が下がる」、お見合い結婚の場合は「上手くいくか分からない前提からスタートし、お互いが歩み寄る努力をするので満足度が上がる」のではないかということが指摘されています。  つまり「愛情は最初から存在しているもの」という立場の恋愛結婚か「愛情は歩み寄って育てていくもの」という立場のお見合い結婚かという差です。(引用:本「世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方)

愛することは一人ではできません。

相手がいるから「愛する」ことができます。

愛は相手から始まるのです。

愛されたいから愛するのではなく、相手から始まる愛を理解していき愛するのだと思います。

もちろん、親子愛、兄弟愛、友愛など、愛することを学ぶ期間が結婚前にあるのですが、夫婦の愛というのは結婚して始めて学んでいくものです。

いくら運命の出会いだとしても、幼馴染みだとしても、お互いよく知らない他人の男女が結婚するのです。

「愛」は相手から始まり、結婚してから生涯終わりなく深めていけるものだと思います。