【ストレス解消法】役に立つ方法、役に立たない方法

役に立つストレス解消法、役に立たないストレス解消法

「スタンフォードの自分を変える教室(著ケリー・マクゴニガル)」によると、米国心理学会による、ほとんど役に立たないストレス解消法と、役に立つストレス解消法は、下記の通りです。

役に立たないストレス解消法

やけ食い、ショッピング、砂糖、アルコール、インターネット、テレビゲーム、テレビや映画(特に2時間以上観る)、動画、スマホ、ギャンブルなど

(ドーパミンを伴う)

役に立つストレス解消法

エクササイズやスポーツをする、礼拝に出席する、読書や音楽を楽しむ、家族や友達と過ごす、マッサージを受ける、外で散歩する、瞑想やヨガを行う、クリエイティブな趣味の時間を過ごす

(セロトニンやオキシトシンを伴う)

ドーパミンではストレス解消がない

ストレスを感じると、脳は報酬を求める状態に切り替わり、ストレスホルモンは報酬を求めるドーパミン神経細胞の興奮を高めます。

ですが、興奮する報酬を得るようなドーパミン的ストレス解消法は、実際にはストレス解消にほとんど役に立たないと言います。

報酬を期待できる時に放出される脳内物質ドーパミンは、短期的に実感でき、興奮、快楽的な感覚をもたらします。

セロトニンやオキシトシンでストレス解消ができる

反対に、実際にストレスを解消できる方法は、脳内物質セロトニンやオキシトシンを出す行動です。

癒しの脳内物質セロトニンや、スキンシップや人間関係ででる脳内物質オキシトシンは、じわっとゆっくり実感でき、気分を安定さるような幸福感をもたらします。

穏やかな幸せを作る方法【セロトニン】

ドーパミンのストレス解消法は抜け出せなくなる

興奮してドーパミンでストレスを解消しようとしても、実際はストレス解消ができないまま、継続して同じ行動を取ってしまいます。

ドーパミンは慣れる習性があるため、もっともっと強度を強めようとします。止めれなくなり悪循環で抜け出せなくなります。

ストレスを感じている脳は、どうすれば気が晴れるのか正しい判断ができないようです。

気をつける必要があります。

まとめ

  • 脳はドーパミン的ストレス解消法を選びやすいが、役に立たないドーパミン的ストレス解消法ではなく、役に立つセロトニン的オキシトシン的ストレス解消法を選ぶ。
  • ドーパミン的ストレス解消法は抜け出せなくなるので、注意する。