「自己」は「生存機能」として正しく使おう。苦しみをこじらせる「自己」はやめる。

「自己」は、人を生存させるために発生する機能です。

  • 「どの仕事から手をつけようか?」と思ったら
    脳の前頭前野や海馬の神経ネットワークに「自己」という感覚が現れます。
  • 「悲しくてやりきれない」と思ったら
    脳の扁桃体や視床下部に
    「自己」が発生します。
  • 鏡を見て「これは自分だ」と感じたら
    脳幹構造に
    「自己」が発生します。

それぞれの機能は、脳の異なる神経ネットワークで調整され、ほぼ独立して動作しています。

つまり、
「自己」は、様々な所で発生する機能の集合体であり、
統一された一つの「自己」というものではありません。

「自己」は、様々な所で発生する「生存のための機能」だということです。

感情や思考と同じような「機能」だということです。

しかし、
自己は機能であり道具だと認識していないと、
不思議なことに、
反対に
「自己」により苦しみ、「自己」により生を危険にさらしてしまうことがあります。

「自己」を機能として、正しく使う必要があります。

まとめ

  • 「自己」は、「生存機能」として正しく使う。
  • 苦しみをこじらせる「自己」はやめる

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