ストレスを利用する方法【ノルアドレナリン】

以下の内容は、
・ストレスで仕事に行きたくない。
・このストレスどうしたら良いか分からない。
という方にオススメの内容です。

人はストレスを感じると脳内に「ノルアドレナリン」という脳内物質が分泌されます。

ストレス時に分泌されるその「ノルアドレナリン」の効果を知り、それを利用することが学べます。

まるで、

人間は「ノルアドレナリン」を分泌することによって、ストレスを利用できる様にできているようなのです。

ノルアドレナリンとは

どういう時に分泌されるのか?

脳内にある感情に関わる器官「扁桃体」という部分は、恐怖や不安(ストレス)を感じる時、ノルアドレナリンを分泌します。

分泌される時の例

例えば、登山中に猛獣が目の前に現れたとします。その時人間は恐怖(ストレス)を感じます。
正にそのような恐怖(ストレス)を感じた時は、脳内でノルアドレナリンが分泌されます。
ノルアドレナリンが分泌されると、心拍数が高まり、脳や骨格筋に血液が行き渡り「闘争」or「逃走」のために瞬発的な行動を取れるように、身体を準備します。

分かりやすい例ですと、締切間際の仕事をしている時、夏休み最後の日に宿題している時、その時に「ノルアドレナリン」が分泌されています。

ストレスを感じて「闘争」or「逃走」のため人間のパフォーマンスを上がっている時「ノルアドレナリン」が分泌されているます。

よって、ノルアドレナリンは「闘争と逃走のホルモン」と言わています。

ノルアドレナリンは仕事効率を高める

心拍数が高まり、脳や骨格筋に血液が行き渡り「闘争」or「逃走」のために瞬発的な行動を取れるように、身体を準備するとどうなるか?
下記の様な効果があります。

・集中力が高まる。
・記憶力も高まる。

ノルアドレナリンを利用する

締切を決める

締切を決めて、その締切に向かって仕事をする。そうすることによってノルアドレナリンを分泌することができます。そうすると集中力はアップし仕事効率が上がります。
集中力を高めたい時、締切を決めて取り組めば自ずと集中力を高めてるのです。
個人的には、他者から決められる締切より随時主体的に決める締切の方がよりパフォーマンスが上がると思います。

ストレスが来た時は「集中力アップのチャンス」これを利用する

ストレスを感じる時はノルアドレナリンが出る時であり、集中力がアップするので、そのチャンスを利用して仕事効率を大幅にアップさせる。

ノルアドレナリンの利用上の注意

長く続かない

ノルアドレナリンは短期集中に向いていると言います。死ぬ気で頑張ると言っても1ヶ月もすればノルアドレナリンばかり出して頑張れば、疲労して仕事効率が落ちる様です。

過度の分泌は人を壊す

ノルアドレナリンはストレスホルモンと言われていて、分泌することによってストレスを緩和する作用があります。ノルアドレナリンを分泌し続けこれ以上分泌できなくなると、ストレスを緩和することができなくなります。

ストレスを継続して受ける環境を続けると、ノルアドレナリンが出て集中して仕事をできますが、もうノルアドレナリンが分泌できなくなると、ストレスに耐えれず、鬱の原因になります。

ノルアドレナリンとドーパミンを使い分ける

ノルアドレナリンは継続して分泌すると人間が壊れます。脳内物質もバランス良く分泌することが良い言われます。
下記の2つの脳内物質を使い分けてモチベーションを高めることができます。

・ノルアドレナリン型モチベーション
恐怖、不快、叱られることを避けるために頑張る

・ドーパミン型モチベーション
楽しさ、ご褒美、褒められる、という報酬を求めて頑張る

「アメとムチ」といと言う言葉は正にこれに当てはまります。

子供の教育でも、「褒めて育てる」「叱るべき所は叱る」など色々言われますが、モチベーションの元になる脳内物質ドーパミンとノルアドレナリンを出すという観点で教育することが本質かもしれません。

ドーパミンについてはこちら

その他ストレスの効果

この動画のスタンフォード大学ケリー・マクゴニガル教授はストレスの長所を教えてくれます。

ストレスを受けると血管が太くなり血流が良くなりパフォーマンスがアップすると言います。

ストレスを受けると人間は人と繋がってストレスを緩和しようとすると言います。それにより人間はコミュニティケーションを行いお互い助け合う様になっているということです。
人の大切さも教えてくれると思えば良いものとも言えます。
人と抱擁したり良好な人間関係により「幸せホルモン」「抱擁ホルモン」と言われるオキシトシンという脳内物質が分泌され幸福感を得ることができます。

ノルアドレナリンが出やすい人

ノルアドレナリンは感情に関連する「扁桃体」がストレスを感じ分泌されます。
生まれつき「扁桃体」が敏感か鈍感かによって人間の性質が外向的か内向的かが決まるという研究があります。
内向的な人は扁桃体が敏感なので、ストレスを感じやすくノルアドレナリンが分泌されやすいのではないかと思います。これは内向的な私の生活においてそうだと思うからでもありますが、その考えは辻褄があいます。
内向的な人は刺激が少ない仕事をすることが性質にあっていてより活躍できると思います。そうでないとノルアドレナリンの不足になり健康を保つのが困難かと思います。

詳しくは下記の本で学べます。

まとめ

締切を設定しノルアドレナリンを主体的に活用し仕事効率をアップする。
ストレスが来た時ノルアドレナリン分泌により集中力をアップしていることを利用し仕事を終わらせる。
というを学びました。

ノルアドレナリンは分泌しすぎると健康に害ですので、仕事終わりはクールダウンが必須です。

「ノルアドレナリン」を分泌することによって、ストレスを利用しましょう。

上記の内容の多くはこちらの本の内容です。詳しくはそして厳密にはこちらの本を読んでください。