人の違いを理解する一つの方法として、外向型・内向型というものがあります。
生れながらに外向型・内向型が決まると言われています。
40~50%は遺伝すると言われていますが、親が外向型で子供が内向型という様なことも多くあります。
外向性・内向性の違いがでる原因
この違いがでる原因は
脳内にある感情などを司る「扁桃体」という部位によります。
この「扁桃体」が敏感で高反応で生まれると内向型になり、感度が低いと外向型になります。
扁桃体の敏感度・反応度によって
・とても内向型だったり(高反応)
・少し内向型だったり(少し高反応)
・両向型だったり(中反応)
・少し外向型だったり(少し低反応)
・とても外向型だったり(低反応)
となります。
外向型・内向型違い
外向型は扁桃体が敏感でないので、刺激を得ることを欲します。
内向型は扁桃体が敏感なので、刺激に耐えれないため、刺激を避けることが必要です。
内向型 | 外向型 | |
---|---|---|
休養の取り方 | 1人時間で刺激を遮断して回復 | 人に会い刺激を得て回復 |
コミュニケーション取り方 | 刺激少ない1対1 | 刺激のあるグループ等 |
好む仕事 | 刺激少ない人との関わり少ない内容 | 刺激の多い人と関わり多い内容 |
また、特別に扁桃体がとっても高反応な人もいます。それは「とても内向的な人」となるのですが、「Highly sensitive person(とても敏感な人)」と言う名称で呼びます。
とっても敏感なので、その敏感さは他の人にはないギフトであるということ、その特性・違いをしっかり認識する必要があります。
自身の特性を知らないで生きづらく生活することになるからです。
稀なケースですが、厳密には著者エイリンアーロンは、Highly sensitive person(以下HSP)の中にも外向型もいることがある、と言っています。
ここに関して扁桃体が敏感だから刺激が強すぎで内向型になる、という論理では説明できません。
敏感な扁桃体を持ち刺激が強すぎるのに、刺激を求める外向型になるというのは辻褄が合わない様です。
人は外向型・内向的だけで説明できる程単純ではなく、その人が生きてきた環境因子、身体的要因、性格、思想など様々な理由によって違いが出てきます。それらによってHSPでも外向型の様に生きる人もいるんだろうなと思います。
(エイリンアーロンは著書でHSPは内向性とは混同しないと言っています。分かりづらいのでここは今後勉強要です。)
外向型・内向型の割合
周囲の人を見る時の基準、外向型・内向型の割合を、6人と3人で見ることにしています。
※内向的は3人に1人、両向型、外向型はいると言います。
※HSPは全体の15%~20%いると言います。(中間の17.5%をとると6人に1人がHSPとなります)
つまり
もし周囲に3人の他者がいる時
3人中
・1人は内向型(50%確率でHSP)
・1人は両向型
・1人は外向型
もし周囲に6人の他者がいる時
6人中
・1人はとても内向型(HSP)
・1人は内向型
・2人は両向型
・2人は外向型
この基準が適用しにくい環境もあります。
職場が営業職だと外向型の人達が集まっている部署かもしれませんし、事務職だと内向型の人達が多いと言います。
また、内向型の人は内向型の友達しかいないかもしれませんし。外向型だと外向型の友達が多いかも知れません。
まとめ
ある特定の環境ではなく、国民の3分の1づつ内向型・両向型・外向型がいると見ています。
外向型と内向型は、全く異なり、お互い理解に苦しむことが多くあります。
ですがお互いの違いを知ると、ああそういう事だったのか〜と理解ができます。
まず身近な人、家族からこの違いを知るのも良いかも知れません。
またHSPかどうかのテストは下記のサイトで行えます。是非行ってみてください。