本当の承認欲求を満たすとは【より幸せになるために】

ジャック・ラカンという哲学者(精神科医)(1901-1981)が、承認欲求を本当に満たす方法を教えてくれています。

マズローの5段階によると4段階目に現れてくる欲求が「承認欲求」です。
1段階と2段階は今の日本で満たせない欲求ではない状況になり、殆どの人が、3段階目と4段階目の欲求と向き合っているかと思います。

SNSを多用する理由として、承認欲求を満たすためだという人も多いかと思います。

マズローは人間は自己実現の段階に向かって成長するという考えですから、承認欲求をある程度満たすことによって、次の人間の動機である5段階目の「自己実現」欲が出てくるのだと思います。

この世界は1段階目2段階目は時間の問題で満たされるとして、今は3段階目、4段階目をしっかり満たしていく段階なのだと思います。

マズローの5段階説が通りに、私も含めて、皆が5段階目、6段階目を生きる世界になることを願います。

さて、
ラカンさんがつきとめた「本当に承認欲求を満たす方法」とはどういうものでしょうか?

それは、
・現在の承認欲求
・未来の承認欲求
この2つを同時に満たすということ。だと私は解釈しました。

これは本当の幸せは
・現在の幸せ
・未来の幸せ
この2つが合致した時に感じるというタルベンシャハー教授の「真の幸せの定義」と重なると思いました。

ラカンさんの言い方によると
下記の2点の他者から承認を受けて、やっと本当に承認欲求が満たされると言うことです。
・小文字の他者
・大文字の他者

・小文字の他者とは: 現実に存在する個人のことで、現在の友達やSNSで「いいね」してくれる人などです。
・大文字の他者とは: 実存しない象徴的な大きな存在です。

大文字の他者は今現実に満たされているものではなく、未来系で満たされるものです。

大文字の他者の例として
信仰のある方のためには「神」がそうです。
神に承認してもらえることだと確信できれば未来の承認されているのです。

「大義」もそうです。
大義を持ち、その大義に承認されることをしていることをしていれば、大義がなされる未来を承認してもらえてるということです。

「大衆」もそうだと言えるかもしれません。
今行っていることがいずれ未来に大衆に認められるという確信があれば、承認欲求は大きく満たされると思います。

また
「親」や「先祖」もその様な立場だと言えるかと思います。ただ親は子供が心配だし何かと承認してくれないことが多いと思います。子供がいる身として、親が子供の承認欲求を正しく満たせる家庭にしたいと思います。

ただ、
現在小文字の他者に承認されていない状況だと、未来の大文字の他者に承認されていると思っても、やはり承認欲求を本当に満たすことは難しい様に感じます。

今承認欲求を満たそうとしている行為がより大きな未来に承認してもらえることかどうか、それをチェックし、より大きなことのために転換させる。

これが承認欲求を満たしていく人生の段階で大事なことだと思いました。

現在と未来がつながる承認欲求を満たす。

これが本当の承認欲求の満たし方だと思いました。

下記の本から学んだ内容で浅く勝手な理解がありますので

よく知りたい場合は下記をお読みください。