「前頭葉」「前頭前野」「前頭前皮質」「前頭全連合野」違い

人間の脳は、前頭葉という部位が、脳全体の30%を占めていて、高次元的な活動をできる様になっています。

動物の脳には前頭葉という部分が微量であり、前頭葉の活動が人間が人間たる所以です。

前頭葉を利用できない状態だと、急に怒ったり、本能を自制できなかったり、衝動的になったり、我慢できなかったり、動物みたいになってしまいます。

ところで、脳に関して調べたり、本を読んだりする際に、

前頭葉 前頭前野 前頭前皮質 前頭全連合野、、、、、

前頭葉関連で、いくつも用語がでてきて意味が分からないので、まとめました。

前頭葉

脳の前後左右の部位を呼ぶ総称で

  • 前側を、前頭葉
  • 横側(側面)を、側頭葉
  • 上側を、頭頂葉
  • 後側を、後頭葉

と呼ぶようです。

前頭前野

前頭前野は、前頭葉のそのまた中の部位で、前頭葉には前側から、前頭前野、高次運動野、一次運動、と3つの部位があるようです。

前頭前野」「前頭前皮質」「前頭全連合野は同じ意味

前頭前野、前頭前皮質、前頭全連合野と同じ意味のようです。
(ただ、同じ意味なのに名称が3つもあるので、深く学べば違いがあるのか、何か原因はありそうです)

前頭前野を成長させることが大事

考えたり(思考)、創造したり(創造性)、人を思いやったり(道徳)、する高次元的な部位が前頭葉の中の前頭前野です。

簡単にいえば、「前頭前野を成長させることが人生そのもの」だと思ったりします。

前頭前野はヒトをヒトたらしめ,思考や創造性を担う脳の最高中枢であると考えられている。前頭前野は系統発生的にヒトで最もよく発達した脳部位であるとともに,個体発生的には最も遅く成熟する脳部位である。一方老化に伴って最も早く機能低下が起こる部位の一つでもある。この脳部位はワーキングメモリー、反応抑制、行動の切り替え、プラニング、推論などの認知・実行機能を担っている。また、高次な情動・動機づけ機能とそれに基づく意思決定過程も担っている。さらに社会的行動、葛藤の解決や報酬に基づく選択など、多様な機能に関係している。(脳科学辞典より)

まとめ

まとめると、下記の通りです。

前頭葉
・脳の前側の部分。
・前頭前野、高次運動野、一次運動野という部位を持っている
前頭前野=前頭前皮質=前頭全連合野
・前頭葉の前側の部分。
・人間そのもの