人間は実は無意識に行動している。無意識を導ければ願いを叶えていけるかもしれない。

人間は、意識して行動していると思っていても、実は、先に無意識によって行動している様です。

目の前に水の入ったグラスがある 。あなたはのどが渇いていたので 、そのグラスを手にとって水を飲んだ 。
この行動を脳波計で測定すると 、 「のどが渇いた 」と感じてから手が動き出すまで平均して 0 ・ 2秒かかるが 、運動の制御にかかわる脳の補足運動野は 0 ・ 5 5秒前に活動を始めている 。水を飲みたいという意図が生じる 0 ・ 3 5秒前に 、コップに手を伸ばすという指示が筋肉系に出されているのだ 。
さらに驚くべきことに 、左右いずれかのボタンを押すような単純な選択では 、 f M R I (磁気共鳴機能画像法 )で脳を観察することで 、意図のすくなくとも 7秒前にどちらのボタンを押すかがわかる。
「グラスに手を伸ばす 」という行為が先にあり 、それを感知したことで 「水を飲みたい 」という意図が生じたことはもはや否定することができないのだ 。(引用: 本「言ってはいけない脳と心の正体」)

人間は、無意識の行動が先にあり、その後に、その行動を意識するということです。

・悲しいから泣くのではなく、無意識に泣くのが先にあり、後で悲しいと意識する
・楽しいから笑うのではなく、無意識に笑うのが先にあり、後で楽しいと意識する

ということが

実は脳内で繰り広げられているようです。

無意識に脳から先に行動が指令されて、後で、その行動や感情を意識するということです。

無意識が処理している範囲の広さを知れば、無意識が先で、意識の方が後だと、更に納得が行く。

例えば、
電車の中で、広告を見てみると、その広告1点だけをクローズアップして意識的に見てしまって、他は意識的に見えずらい。

でも実は、無意識では1秒で1000万の信号を処理していて、意識で処理できる刺激は1秒で40要素に過ぎないらしい。

こう見ると、
人間は、無意識の状態でも、
脳が先にあらゆることを察知して、
人間の生を自動的に助けてくれる様になっている
のでは、と思わされます。

無意識で脳が判断するのであれば、
脳が人間の願い通りに判断できる様に、脳が無意識に取り込む情報をコントロールし、脳に願い通りの情報を入れてあげる必要がある
と思いました。

人間の脳は無意識で沢山の処理がされていて、世の中の良くないニュースや、非道徳な考え、恐ろし内容、険悪な人間関係、などあらゆるものを、自動的に体験しています。

そういう情報が脳に詰まっていると、脳が無意識に願ってもない行動を選び続けると思います。

願いを叶えるためには、願いを叶えるための情報を脳に入れてあげる必要があるのだと思います。

それもおそらく、願いを叶えれる為の詳細な情報をよりいっぱい脳に入れてあげる必要がある様な気がします。

どうしても自分の願わない情報を脳に入れないといけない環境にいる場合は、その環境は切って、自分の願う情報が入ってくる環境に変える必要もあると思われます。

脳が無意識に人間の願いを叶える行動を選択していける様に、

  • 人間(意識)が脳(無意識)にコントロールされるのではなく、
  • 人間(意識)が脳(無意識)をコントロールすることが

本来の人間の脳(無意識)の役割ではないかと思いました。

まとめ

  • 無意識が先で、意識が後。
  • 無意識に操られるのではなく、意識的に無意識を創るのが本来だと思う。
  • 無意識のために、脳に、自分の願う情報をより詳細によりいっぱい入れていけば、無意識に願いを叶える行動を取れるかもしれない。

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