【自分をコントロールする方法】休止反応が、心拍数を下げ、副交感神経を優位にしようとする。呼吸をゆっくりで更に効果。適度な運動をする。

自制力が必要な時、人間の身体は休止反応(休止・計画反応)を起こそうとする

ケンタッキー大学の心理学者スーザン・C・ストロームは、ストレスと同様に自制心が生まれた場合も、生物上の兆候が現れることを発見しました。脳と体が連携して一連の変化を起こし、誘惑に打ち勝って、自己壊滅的な衝動を乗り越えようとします。セガストロームはこのような変化を「休止・計画反応」と読んでいます(引用:本「スタンフォードの自分を変える教室」)

自制力が必要な時、自分がしたいことと本当はしたくない誘惑とが争っている時、人間の身体は休止反応(休止・計画反応)を起こします。

休止反応が働くと、身体のエネルギーは休止状態になっていき脳にエネルギーが集まり、脳は意思力を発揮し本当にしたいことに向かうエネルギーとすることができます。

身体のエネルギーが休止状態になるということは、心拍数は下がり、交感神経(活動力を高める神経)ではなく副交感神経(身体をリラックスさせ回復させる神経)が優位に働くこととなります。

落ち着いて本当にしたいことを選択できるようになるようです。

休止反応で自制力をアップする

本当にしたいことと誘惑が葛藤している時は、この人間のシステムに任せて、心拍数を下げ、副交感神経に切り替えて、頭を冷やす方が良いようです。

自律神経・交感神経・副交感神経とは?

ゆっくり呼吸で自制力をアップする

呼吸をゆっくりにして、心拍数を下げることも、意思力アップに役立ちます。
「深呼吸をして、落ち着いて」は有効なことです。

適度な運動で自制力をアップする

適度な運動も意思力アップに大きな影響を与えます。

心理学者のミーガン・オートンと生物学者のケン・チェンは、…研究を終えたばかりでした。参加者は男性6名と女性18名、年齢層は18歳から55歳でした。2ヶ月の治療が終了したところ…参加者の喫煙や飲酒、カフェイン摂取量が減少していたのです。彼らはジャンクフードを食べなくなり、もっと健康的なものを食べるようにになりました。テレビを観る時間が減って勉強する時間は増えました。衝動買いが減って貯金が増えました。以前より感情をうまくコントロールできる様になりました。約束の時間にも遅れないようになりました。その治療とは…運動によってもたらされたのです。(引用:本「スタンフォードの自分を変える教室」)

ストレスが自制力を下げる

ストレスが多い状態になると、心拍数が上がり、交感神経が高まりますので、脳にエネルギーがいかず、意思力が低くなるようです。

すると、いつまでも誘惑や外発的なことに囚われて行動する悪循環が続きます。

意思力の高い生活をするためには、まずは、ストレスの原因を避けることがて大事でしょう。

興奮が自制力を下げる

スマートフォンを見たり映画やテレビを見たりして興奮させ交感神経を高めてはいけません。

まとめ

何をすべきか葛藤している時、自制心を発揮するためには、下記の内容が有効です。これらは、心拍数を下げ副交感神経を優位にします。

    休止反応が起こるのをそのまま利用する
    呼吸をゆっくりにする
    適度な運動をする
    ストレスを避ける
    興奮することをしない

読んだ本

今回はこの本を読みました。
詳しくは正しくはこちらを読んでください。