
運動をすると、ストレスを遠ざけることができる。
運動をすると下記の効果がある。
- ストレスが起きにくくなる。
- ストレスにブレーキをかける。
- ストレスを消す。
適度に心拍数が上がる運動が効果があり、
心拍数が上がらない運動は効果が薄くなる。
効果がでるまでに日数がかかる。数ヶ月かけて習慣にすることで効果が得られる。
「週3日、1日45分以上の心拍数が適度に上がるランニング」が効果的。
効果は、抗うつ剤と同等。抗うつ剤は副作用があるが、運動は副作用がなくリバウンドも起きにくい。
1.ストレスが起きにくくなる
コルチゾールが分泌されると、心拍数が上がり、心臓バクバクするのが、ストレス反応。
運動をすると、心臓がバクバクするのも、コルチゾール分泌によるが、これはストレス反応とは異なる。
適度に心拍数があがる運動を定期的に行うと、いざストレスな状況でも、コルチゾールが分泌されにくくなり、ストレス反応が起きにくくなる。
2.ストレスにブレーキをかける。
扁桃体が不快感を感知すると、すぐさまストレス反応が起きる。
ストレス反応にブレーキをかけるのは、前頭葉(前頭前野)と海馬。
運動は、前頭前野と海馬を強化し、ストレス反応へのブレーキ作用を強める。
(扁桃体: 不快を察知する機能。恐怖、情動反応を司る。脳の左右に1つづつ合計2つある。)
(前頭葉: 自制心などの知的機能をもつ。脳の前方の部位。)
(海馬: 記憶のほか、感情の制御などの機能がある。脳の両側に一つづつ合計2つある。)
3.ストレスを消す
運動をすると、GABAがでる。
GABAはストレス自体を消し去ってくれる。
人間がアルコール摂取をするとストレスが解消されるというが、これはGABAの作用。
アルコールはマイナス面があるが、
適度な運動はプラス面しかない。
ストレス解消には、運動がもってこいだ。
(GABA: 脳の活動を鎮静する。ガンマアミノ酪酸。)
まとめ
週3日45分以上の心拍数が適度に上がる運動を続ける生活にすると、ストレス反応が起こりにくい脳になる。
読んだ本
詳しくは正しくは下記の本を読んでください。