生産性を最大にするリーダー【MP理論】

PM理論

PM理論とは、心理学者の三隅ニ不ニ(1929〜2002)が、集団機能の観点から、リーダーの行動特性をタイプ化した理論。

集団機能は2つの機能がある

  • P 機能:目標達成機能 (Performance function)
    目標達成のために、計画を設定したり人を動かしたりする機能
  • M機能:集団維持機能 (Maintenance function)
    集団行動を円滑に進るために、和やかな雰囲気を作ったりまとめたりする機能

PM理論によるリーダータイプ

  • PM型: PもMも強い。
    目標を明確にし、集団の維持にも気を配る。理想的なリーダー。
  • Pm型: Pは強く、Mは弱い
    仕事に対して厳しく成果は上げるが、集団をまとめるのは苦手。人望がない。
  • p M型: Pは弱く、Mは強い
    集団をまとめる力はあり人望があるが、仕事では甘い面もある。
  • pm型: PもMも弱い。
    成果を上げる力も、集団をまとめる力も弱い。

生産性を最大にするリーダータイプ

研究の結果、生産性が一番良いのはPM型のリーダーを有する集団でした。もちろんスタッフの満足度も高かったということです。

M機能がP機能の触媒的な(反応速度を速める)役割を果たした時、集団の生産性は最大になると結論付けられました。

まとめ

リーダーは、「P機能: 目標達成機能」と「M機能: 集団維持機能」の両方ともを強く機能させることによって、集団の生産性を最大にすることができる。
その生産性が最大になる時の状態は、M機能 がP機能を強くする役割を果たしている状態である。

今回読んだ本

今回この本に書いてあることをまとめました。正しくは詳しくは公式な書物をお読みください。