親子のアタッチメント (愛着)が大事とは?

こどもが生まれたら、親子のアタッチメントが大事だと聞きますが、

どういう意味何でしょう?

本「決定版 面白いほどよくわかる!心理学」に書いてあったので記載します。

アタッチメント(愛着)とは

アタッチメント(愛着)とは
子供が健やかに成長するために必要な、愛情に基づいた親子の絆のこと。特に大事な3歳までの時期のこと。

アタッチメント形成段階

ボウルビィ(小児科医/ イギリス/1907-1989)が、アタッチメントには段階があるということを研究発表しました。

このアタッチメント形成段階は下記の通りです。

【アタッチメント形成段階】

第一段階
生後〜3ヶ月頃
無差別な社会的反応
誰に対しても見つめたり微笑んだりする。

第二段階
3ヶ月〜6ヶ月頃
差別的な社会的反応
母親、父親など世話をしてくれる人にのみ反応

第三段階
6ヶ月〜2歳頃
真のアタッチメントの形成
母親の跡を追い、見知らぬ人を警戒。
この段階でアタッチメントが成立。

第四段階
3歳〜
目標修正的協調関係
親の行動理由・計画を理解できるようになる。
短時間の不在を待てる。
自立の過程。

生後から成長段階は、アタッチメント形成段階重なる。

赤ちゃんは、目も見えず、身体も動かず、ご飯も自分で食べれず、泣くことしかできない状態で生まれ、お母さんは、おっぱいを与え続けます。夜も寝れず、夜泣きが続きます。

3ヶ月頃、ようやく首が座りますが、身体は動けず

6ヶ月頃、寝返りができる様になりますが、
人見知りが始まります。

1歳〜4歳(2歳ピーク)(個人差あり)、イヤイヤ期(第一次反抗期)があります。

  • 第1段階から4段階にたどり着くまで、母親が常に一緒にいないといけない
  • 第3段階に、人見知り、イヤイヤ期が来て、真のアタッチメント形成のための、クライマックスを迎える。

アタッチメント形成する様になっている

人の赤ちゃんは
他動物とは異なり生理的早産で生まれ、
母親が世話をしないといけない様になっているのは、

正に、

「アタッチメント形成のため」

だというのが分かります。

「三つ子の魂、百まで」という言葉も、これに重なります。

この時期にしっかり
アタッチメントを形成すると

子供が健やかに成長するために必要な、愛情に基づいた親子の絆

ができます。

思ったこと

この3歳までに、親子のアタッチメント形成できる様な、教育と啓蒙、社会的環境が大事だと思われます。

また夫婦間が一番苦労する時期でもあるのです。

夫婦は、入籍する際に、1日でも仕事を休んで、夫婦一緒に教育を受けれる様な、システムがあったらいいなぁと思います。自分もそんな教育があったら、夫婦で受けておければ良かったなあと思います。