子供の幸福度をあげる最も有効な方法【子育てにも自分にも】

子供の幸福度をあげる最も有効な方法があると言います。

子どもの精神的な幸福度を最も正確に予測するものは何か ?それは素晴らしい学校でも 、抱擁でも 、ピクサ ー映画でもない 。エモリ ー大学の研究者は 、子どもが家族史を知っているかどうかが 、最も有効な指標になることを発見した 。スト ーリ ーの拠り所になるからだ 。(Barking up the wrong treeより引用)

人間の頭の中で作る「ストーリー(物語り)」は、人生を左右する。

ストーリーは下記の様な影響を及ぼします。
(上記の本より)

・アウシュビッツで生き残った人達: 自ら生き続ける原動力になるストーリーを持っていた
・病院の清掃員: 仕事に意義のあるストーリーを持っている人は仕事を天職だと思い、汚い仕事だと思う人は仕事に喜びを持ってなかった。
・自ら命を断つ人: 現実の人生と、思い描いてきたストーリーが合わなかったのが理由

家族の歴史(ストーリー)、つまり、先祖・祖父母・父母のストーリー、これを知っている子供は幸福度が高いということです。

子供が喜ぶ家族史(ストーリー)に編集して、子供に伝えよう

親は子供を喜ばせたいと思うものです。子供に家族史(ストーリー)を伝えれるということは、子供が喜ぶ家族史(ストーリー)ができているから伝えれるのだと思います。だから、子供はそこに拠り所を持ち、幸福度が上がるのだと思います。

まずは夫婦のストーリーから編集しよう

夫婦が将来もうまくいくかどうかを正確に予言するものがある 。それは、お金でも 、共通の目標でもない 。心理学者のジョン ・ゴットマンが 、夫婦同席の状態で二人の歴史や結婚生活についてインタビュ ーし 、語られた内容を分析したところ 、夫婦が後年離婚するかどうかを九四 %の精度で予測することができたという 。(Barking up the wrong treeより引用)

夫婦として良いストーリーを作れない場合は、夫婦が壊れることが分かっているといいます。

まずは、子供の一番直近の家族史である、夫婦(父母)のストーリーを、子供が幸せになる様に編集する必要があります。

何か社会で成功したとかいうストーリーではなく、夫婦が愛し合ってきて今に至るというストーリーが大事だと思います。子供は両親が愛しあっていることに幸福を感じます。

ストーリーは自由自在に再編集できる

ストーリーは、再編成もできます。

定期的により良いストーリーに再編成していきたいものです。

家族史だけでなく、もちろん個々人のストーリーの再編成も大事でしょう。

とても楽観的なストーリーは作れない、人生のどこにも幸せはなかったとい場合もあるかもしれません。

私の場合は、本当の友達がいないという苦痛の時期を過ごしたことがあります。これはどうしても悲観的なストーリーでした。

でも今はこんな風に再編成しています。

本当の友達ができないという貴重な経験をしたお陰で、人生を学ぶことができ、自分自身のことを少しづつ理解していき、本当の友達である妻に出会うことができました。

もう無理矢理でも、再編します。

過去の過ちに落胆するストーリーを持っている場合、
細胞は生まれ変わるので今の自分は昔の自分と同じ細胞は1つも持っていない。だから、昔の自分と今の自分とは全く別人だ。それに、私は成長して思考も昔とは全然違う人だ。
とういうストーリーにしてしまいます。

ストーリーは、面白いくらいに無理矢理にでも都合良く、再編成していけます。

今回は下記のことを学びました。

・先祖、祖父母、父母の幸福ストーリーで子供は幸福になる
・まずは、夫婦ストーリーを子供が幸せになる様に再編成し聞かせる。
・ストーリーを再編成、人生を再編成できる