人によって、やる気のフォーカスが違う。獲得フォーカスと回避フォーカスがある。【人の違いを知る】

獲得フォーカスの人、回避フォーカスの人がいる

やる気がでるフォーカスが、人によって違うといいます。

獲得フォーカスが強い人、回避フォーカスが強い人がいます。

人によって
・獲得にフォーカスしている人か?
・回避にフォーカスしている人か?
全く違うことに焦点を合わせて生きています。

どちらのフォーカスも良い。

2つのフォーカスは、同じ目標に向かっていても、やり方、戦略、持っている強み、起こしがちな間違いが異なります。

そのため、葛藤が起こる可能性がありますが、どちらでも目標は進めていけるので、お互いを知る必要があります。

片方のフォーカスを持っている必要もなく、両方理解した方がよいです。

どちらが悪いということもないので、自分のフォーカスで物事を進めていけばよいです。

自分のフォーカスを活かすこと、お互いのフォーカスを理解し最高に発揮することが大事

無理に自分のフォーカスを変える必要は全くなく、その良さを活用して、持ち味を活かすことが大事です。

自分と相手のフォーカスを理解して、それぞれ最高の力を発揮していくことが大事です。

獲得フォーカス、回避フォーカスの特徴

全部はあてはまらないと思いますが、2つの特徴を見ると、自分のフォーカスがどっちか、すぐ分かると思います。

獲得フォーカス
•高いレベルの仕事とは達成であり獲得
•獲得しうる最大限の利益、最小限の機会損失
•称賛を得ることに動機づけられる
•見切りをつけるのが早すぎる傾向
•やる気とは情熱であり、何かに向かって突き進みもの
•成功すればするほど、やる気に火がつく
•自信はエネルギーを高めてくれる
•自分の能力に疑問を持つと調子が出なくなる
•情熱の力は、肯定的なフィードバックや、うまくいった確信や称賛でさらに高まる
•リスクを取らなければ何も得られない、という信条
•あらゆるチャンスに賭けていく
•多くのことに手を出しがち
•最初に時間を短めに見積もり、仕事を先延ばしにしがち
•実験的、抽象的に考えるにが得意
•目標に向かってあらゆる選択肢や可能性を考えつきます
•多くのアイディアを出してそれらを組みあわせたり、情報を活用することに優れている
•スピードを尊ぶ
•結果が見えやすいことには情熱的に力を傾ける
•短距離走者
回避フォーカス
•高いレベルの仕事とは安定感であり信頼
•損失を最小限、資源の減少を避ける
•危機を回避すること、責任を全うすること、義務感を感じていること、をやり遂げることに重点
•批判を避けることに動機づけられる
•いつまでも続けている傾向
•やる気は自衛的なもの
•どこかに危険がないかいつも気にしている感じ
•自衛の力は否定的なフィードバック、自省、批判により、さらに強まる
•あそこに危険が潜んでいて、ここはこうやって気をつけて事を進めるべきだ、という感覚が持つ力を引き出してくれる
•過大な信頼、大げさな称賛が、かえってやる気が下がることもある
•チャンスであっても一歩引いて考える
•現状維持に注意を向ける
•やり始めたことは最後までやろうとする
•途中で辞めたり、考えを変えたりするのが苦手
•最初から時間を多めに見積もり、期限までに仕事を完了できるようにする
•分析的・個別的・具体的な議論を好む
•細部にも目がいき、何が問題なのか、何をすべきか細かいところまで覚えている
•正確さを重要視する
•現状維持のために、細かな気配りと粘り強さで、長期にわたって力を発揮する
•長距離走者

自分の場合

私の場合は、完全に回避フォーカスが強いです。
長い間、生きるために経済活動をしてきましたので、そのためには獲得フォーカスがすごい必要だと思ってきました。

私の経験上ですが、獲得フォーカスの人は、私の頑張りでは出せないくらいの実績を出します。

でも私はどうしても回避フォーカスです。それはそれで良いのです。

その他

今回本を読んで、どちらのフォーカスでも、アプローチが違うだけで、同じように目標を達成できると書いてあるので、これは素晴らしいと思いました。

経済活動でも、世界5本指に入る資産家である投資家のウォーレンバフェットも、回避フォーカスだと思います。

獲得フォーカス=外交的
回避フォーカス=内向的
とは言えないと思います。

獲得フォーカスの人でも内向的な人は、現に見たことがあります。
回避フォーカスで外交的は見たことはありませんが。

正しくは詳しくは下記の本を読んでください。