人間は未来に見通しがつかないと、未来が描けないと不安になったりします。
現在と未来が繋がると、より幸福を得られる様になっています。
でも現時点の世の中では、
未来を描きそれに向かっている人、未来が担保されている人というのは、そう多くないと思います。
・人生の目的が見つからない
・貯金なくて未来が不安
・未来はどんな仕事をすれば良いのか
将来の不安が消えずにいる場合、どおしたら良いでしょうか?
まずは
現在に集中することで、その不安を消すことができます。
日常全ての活動で、メディテーション(瞑想)をするのです。
メディテーションは現在に集中することです。
現在のことは脳を回復させ、過去未来は脳に負荷がかかるため、現在に集中するのです。
脳もスッキリしますし
未来は考えないので、未来の不安を感じません。
一般的に目を閉じて姿勢を正して座って行いますが、日常生活内でもできると言うのです。
方法は、
・現在の感覚に集中する
・雑念が来たら、こんな雑念が来ているなあ〜と認めると、その雑念がいなくなる。
を繰り返して、更に現在の感覚に集中していきます。
例えば、ご飯を食べる時は、
・今、舌に食べ物が当たった感覚を集中して感じ、
・今感じている味に集中して、
・今噛んでいるアゴの感覚に集中し、
など、
現在の感覚に集中します。
歩くときは
足の裏が地についた感覚に集中したりできます。
雑念が来たら、こんなこと考えてるな~と認めてると、その雑念はいつの間になくなります。
メディテーションは、それをしている時のみ未来の不安が消えるため
次の段階では
自分がフロー状態になれる活動を見つけ行う時間を見つけることによって、一日の人生の中で、未来の不安を考える時間がその分減ります。
フロー状態とは、時間がいつの間にか過ぎてた!という様な状態です。
そうなる夢中になる活動を見つけて、1日の中に取り入れると良いです。
今できることより、少しだけ難しいことをしないとフローにならないと言います。難しすぎることをするとなりません。
またアリストテレスは言います。
現在の活動(エネルゲイア)、未来の目的(キーネーシス)があり、未来はまだ起こっていないので本当にどうなるか分からないので、未来を悩まず、現在の活動を楽しみなさいと言っています。
・勤めてる会社がもうすぐなくなるかもしれませんし、
・自然災害で急に環境が変わるからもしれませんし、
・大変な病気にかかるかもしれません。
未来はどうなるか誰も分からないのです。
なので、
まずは未来の不安があろうがなかろうが、今に集中することしかできないのです。
また、
現在の活動こそが自身の目的そのものと言えると言っています。
「快楽は本来 、 『活動(エネルゲイア) 』にほかならず 、それ自身目的なのである 」 ( 『ニコマコス倫理学 』 )
フロー状態自体が幸せであり、その活動自体がその人の人生の目的になるという様に言っている様です。
フローの活動から、
未来の人生の目的を設定して、未来の不安が消えるパターンもあるかと思います。
大事な事実があります。
未来の不安の80%は起こらないという研究結果がでているということです。また残りの16%は事前に防げることで、不安の4%しか実際は起こりません。
未来は心配しても、ほぼ実際には起こらないし、どうなるのか分からないので、心配しても仕方ないということです。
16%の起こるはずの防げる心配は、必ず防いでおくことが大事です。4%は防げなくても起こった時に対策はできる様にしておきます。人間は、見通しが立たないことに対しては見通しが立つまでストレスのループが切れないからです。
まずは、
未来の心配が起こらない様
・今の活動に集中する。
・フロー状態になる活動をする。
をより生活に多く取り入れること。
・未来の心配は80%は起こらない20%だけ対応すれば良い。
として生活することが
未来の心配を消すことに役に立つと思います。
人間は現在と未来の喜びを同時のある活動をしていると真の幸せを感じると言います。
ですので、
「未来の喜び=人生の意義」
を設定して生活していくことも、より未来の不安をなくしてくれる方法だと思います。
ですが、
まずは「現在の喜び」を感じれる活動をしていき、そこに意義付けをしていくことが大事だと思います。
参考文献
(※現在の喜びを感じれる活動とはは、三大欲求を満たすことは含まれません)
(※「未来の喜び=意義」のない、現在の喜びだけを満たす活動は、快楽的な幸せ、ドーパミン中毒になる可能性もあるので注意です)